2009年01月27日
青い空
青い空緑のコートそのはざま色とりどりのラケットが舞う
持っているだけで強そう手強そう面の小さな黒いラケット
情熱をそのまま写し込んだよう燃える命の赤いラケット
ビンチでも沈着冷静さわやかでいつもクールな青いラケット
振れば振るほどに運気を呼び込んでハッピーラッキー黄色いラケット
お嬢様かと思いきや華麗なる技さえわたる白いラケット
機能よりそのデザインやその色が意外に大事テニスラケット
持っているだけで強そう手強そう面の小さな黒いラケット
情熱をそのまま写し込んだよう燃える命の赤いラケット
ビンチでも沈着冷静さわやかでいつもクールな青いラケット
振れば振るほどに運気を呼び込んでハッピーラッキー黄色いラケット
お嬢様かと思いきや華麗なる技さえわたる白いラケット
機能よりそのデザインやその色が意外に大事テニスラケット
2009年01月16日
防波堤
防波堤高速道路高架下穀物倉庫競技場壁
壁打ちをしても迷惑かからない壁を見つけたときのよろこび
壁に向け打ったボールは壁面で跳ねて戻ってくる何度でも
私が打つのをやめるときまでは壁は決してラリーをやめない
90度よりも100度がちょうどいい壁打ちするに適した壁は
ストローク以外にボレーやスマッシュの練習さえもできる壁打ち
気がつけばひとり壁打ち1時間もう1時間もう1時間
一般にコートでテニスするときは金がかかるが壁打ちはタダ
ときに人は壁に勝負を挑むとう高くつめたくそびえる壁に
人間は壁になれないだからこそ君は壁だと呼ばれてみたい
壁打ちをしても迷惑かからない壁を見つけたときのよろこび
壁に向け打ったボールは壁面で跳ねて戻ってくる何度でも
私が打つのをやめるときまでは壁は決してラリーをやめない
90度よりも100度がちょうどいい壁打ちするに適した壁は
ストローク以外にボレーやスマッシュの練習さえもできる壁打ち
気がつけばひとり壁打ち1時間もう1時間もう1時間
一般にコートでテニスするときは金がかかるが壁打ちはタダ
ときに人は壁に勝負を挑むとう高くつめたくそびえる壁に
人間は壁になれないだからこそ君は壁だと呼ばれてみたい
2009年01月12日
雪積もる
雪積もるテニスコートに何人が来るかと思い八人集う
一時間の雪かきの後二時間の練習をせし今年初打ち
雪どけの水を含んだボールから飛び散るしぶき陽にかがやきぬ
伸ちゃんの放つボールは年を経る毎に低く速くなりゆく
来年は還暦という部長さんボレーの切れのよさは変わらず
存分にテニスボールをぶっ潰すタクマの球を返すの至難
昨年の皆勤賞のヨッシーの弾まぬサーブに手こずるわれら
よんどころなき事情にて初打ちはこの仲間達との打ち納め
関西と関東とではテニスってどんな違いがあるのだろうか
とりあえずミスをするたび「アカン!」って大声出すのやめてみようか
一時間の雪かきの後二時間の練習をせし今年初打ち
雪どけの水を含んだボールから飛び散るしぶき陽にかがやきぬ
伸ちゃんの放つボールは年を経る毎に低く速くなりゆく
来年は還暦という部長さんボレーの切れのよさは変わらず
存分にテニスボールをぶっ潰すタクマの球を返すの至難
昨年の皆勤賞のヨッシーの弾まぬサーブに手こずるわれら
よんどころなき事情にて初打ちはこの仲間達との打ち納め
関西と関東とではテニスってどんな違いがあるのだろうか
とりあえずミスをするたび「アカン!」って大声出すのやめてみようか
2009年01月07日
インパクトの
インパクトの瞬間を見よと言うけれど何割の人が見てるのだろうか
ラケットを立てて打てよと言うけれどどこまで立てればよいのだろうか
重心を低くたもてと言うけれどそもそも重心はどこにあるのか
腕のちからを抜いて打てよと言うけれどラケットを落としてしまいはしないか
回転をかけて打てよと言うけれど一秒あたり何回転か
練習と試合は違うと言うけれどそれはたしかに違うと思う
テニスとは足二スなのだと言うけれどテニスはテニスではないのだろうか
ラケットを立てて打てよと言うけれどどこまで立てればよいのだろうか
重心を低くたもてと言うけれどそもそも重心はどこにあるのか
腕のちからを抜いて打てよと言うけれどラケットを落としてしまいはしないか
回転をかけて打てよと言うけれど一秒あたり何回転か
練習と試合は違うと言うけれどそれはたしかに違うと思う
テニスとは足二スなのだと言うけれどテニスはテニスではないのだろうか
2009年01月03日
弾丸の
弾丸のようなスクリュー回転の光速サーブを打っている夢
渾身のちからを込めたスマッシュがそのまま地面に突き刺さる夢
強力なサイドスピンをかけた球ポールを巻いて飛んでゆく夢
矢のようなパスに飛びつき絶対に取れない角度でボレーする夢
打つ球の一球一球そのすべてベースラインで跳ねている夢
速度軌道回転を読みどんな球にも追いついて打ち返す夢
はつ夢は途方もなくてまさに夢はしるボールはスローモーション
渾身のちからを込めたスマッシュがそのまま地面に突き刺さる夢
強力なサイドスピンをかけた球ポールを巻いて飛んでゆく夢
矢のようなパスに飛びつき絶対に取れない角度でボレーする夢
打つ球の一球一球そのすべてベースラインで跳ねている夢
速度軌道回転を読みどんな球にも追いついて打ち返す夢
はつ夢は途方もなくてまさに夢はしるボールはスローモーション